FM尼崎 [aiaiクラブ思い出の音楽館]ゲスト出演
和気あいあいの、オンエアー状況写真をご覧下さい。


2001年8月12日(日)
15:00〜16:00放送の、
村地孝明さんの番組
[aiaiクラブ思い出の音楽館]
お招きいただきました。
村地さんは私の現役時代FM大阪で
お世話になったジャズを語らせると
右に出るものはないというえらーい方で、
当時は駆け出しの私など、
ちょっとおっかなくてそばによれないような
オーラをまとった存在でした。
(何十年ぶりかで親しくお話させていただきましたら、やさしい紳士でした!!)

現在は
その広い音楽分野における知識や人脈を
生かされて、音楽プロデューサーとして
活躍されています。
この番組もどうやらFM大阪時代からの御自分の本来の嗜好は大切にされながら、
地域の方々にむけてマニアックになりすぎないよう、御自身の膨大な音楽ライブラリーから選曲されて
番組を構成し、パーソナリティーを努めていらっしゃるようでした。

当日の放送内容は、前半が終戦記念日に寄せて“Waltzing Matilda”
“禁じられた遊び”等戦争関連の曲目、
そして趣きを変えて夏らしい
“Beyond The Reef”“Ice Cream”等。
後半に私の思い出のナンバーをトークをまじえて聴くという構成でした。

さて私の選曲は、
1
Tonight
(musical WEST SIDE STORYより)
学生時代このミュージカルをみて、
この業界に足を踏み入れることに
なってしまったようなものです。
音楽情報の少なかった当時この映画は、
カルチャーショックでした。
学校の廊下を指をならして練り歩き、
ひんしゅくをかいました。

(2)Superstar(Carpentars)
これは、ジャズ屋の私が初めて
歌ったポップスです。
多重録音での美しいハーモニーに
魅せられました。

(3)A Song For You(Carmen Mcrae)
当時私の信奉する女性ジャズヴォーカリストNO.1の
カーメン・マクレーです。
このレオン・ラッセル作の不朽の名作をジャズ歌手としていち早く
取り上げて歌ったもので、彼女の大阪での夜中のライブに紛れ込んで
持参したレコードに(まだレコードの時代だったのよ!)
サインのおねだりをしました。
そのレコードジャケットには彼女の愛犬の
“Alfie”が写っていて、
アハハと豪快に笑いながら、
“Carmen &Alfie”とサインしてくれました。
その彼女も逝ってしまいました。聴き過ぎてぼろぼろのレコードは
大事にとってあります。
ちなみにその時司会をされたのは、
村地さんだったのですって!!!
ぜんぜん憶えてませんでした、ごめんなさい!

(4)X'mas Song (Mel Torme)
1994年10月、ニューヨークのクラブで
メル・トーメを聴きました。
まだクリスマスシーズンではなかったのですが、
自作のこの曲を歌ってくれました。
白人の多いアップタウンの格調高いクラブに、我々ケイズ御一行樣
14〜5人が陣取ってなんだか場違いな感じもしましたが、
トイレに行ったら、トーメおじちゃんが出を待っていて話ができました。
私よりも小さくて、りっぱなお腹がキュートでした。
『あなたを聴きにはるばる日本から来たのよ!』というと、
『日本は大好きやでー!』といってくれました。
これが彼を聴けた最後でした。

とまあ、こういう話をしながらの、持ち時間30分でした。



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